SOLD OUT
鉄の反応で黒に茶色が混じった茶壺(ちゃこ)です。釉薬は落ち着きのあるマットな部分とガラス質の艶やかな表情や結晶など、小さな器の中に多くの景色が詰まっています。長谷川奈津さんの手仕事らしいハリのある形から、土の温もりや味わいが伝わってきます。後手の急須なので中国茶を嗜むのにおすすめです。
〈サイズ〉
幅12cm 奥行き7.2cm 高さ6.5cm
〈素材〉
陶器
〈ご注意〉
※手洗い・手拭きでのお手入れをお勧めします。食器洗浄機は熱湯・熱風を強く吹きつける洗浄機能があるため表面を傷つける可能性があり、お手入れには向きません。
※電子レンジ及びオーブンの使用はお控えください。器に含まれる水分が急激に膨張することで破損の原因となる可能性があります。
〈作り手〉
長谷川奈津(はせがわ・なつ)
陶芸家/神奈川県相模原市
1967年東京都生まれ。1994年に東京芸術大学大学院陶芸専攻修了、その後青木亮氏に師事。1997年神奈川県津久井郡(現 相模原市)に築窯し、現在は個展を中心に発表を続ける。淡い桜色から反対色のシアンへのグラデーションが美しい「林檎灰釉」を用いた作品で知られている。
Instagram:https://www.instagram.com/natsuhasegawa1/
ROOTS & Technique ディレクター
深井聡一郎による作家紹介
長谷川奈津さんは師である青木亮氏と共に、生活陶芸と位置付けられるジャンルの代表的作家です。肩の力が抜けた一見当たり前の様に見えるその器たちは、実際手にしてみると、かつての窯業地の陶工がそうであったように、土、ろくろ、削り、釉薬、焼き、全てが必然のうえに出来上がっていることが分かります。「本物」とはこういうことだと改めて教えられます。